ようこそ、ひょいとFDA.comへ 近くて遠かったあの街へ、ひょいと訪れることができるなら、眠っていた文化や、人が動き出す。日本はまだまだ面白く、もっともっと元気になれる。ひょいとFDA.comはそんな想いを胸に、日本の新しい旅を提案していきます。
はじめまして、ひょい太です。この春からこのサイトを担当させて頂く新人です!尊敬する寅さんのように日本全国を渡り歩き、その地域の魅力を力一杯伝えることを誓います!不慣れな点も多々ありますがみなさんよろしくお願いします。 ひょいとFDA.com 案内人 ひょい太
1日目 12:25~
空港から県道14号を桂浜方面に向かって直進。まずは土佐名物でお腹を満たすべく、レッツゴー!
1日目 12:50~
「自分で焼いた藁焼きカツオはうまいぜよ!」と呟きながら、龍馬も(たぶん)食べたであろう“カツオのたたき”作りに挑戦しましょう。とは言っても、燃え盛る藁にかざして高温で焼き上げた香ばしいカツオを1cm以上の肉厚に切り分けたらハイ、完成です。ニンニクやショウガ、ネギ、タマネギなど好みの薬味をたっぷりのせていただきます。高知グルメは薬味上手。組み合わせを変えるたびに味も旨さも変わるんです。名物・チリメンジャコはご飯にかけていただきま~す♪
1日目 13:55~
「坂本龍馬とは何者?」。簡単に言えば、江戸・徳川幕府を倒すきっかけを作った人です。龍馬は外圧に揺れる時の幕府を倒すため、まず幕府に対抗し得る有力な(しかしお互いとても仲が悪かった)薩摩藩と長州藩の手を握らせて反幕府同盟を組織。軍事的なプレッシャーをかけた上で、武力による倒幕ではなく、政権を朝廷に自主返上する『大政奉還』を土佐藩に提案させ、これを幕府にのませるという離れ業をやってのけたのでした。これがきっかけとなり、およそ260年もの歴史を刻んだ江戸幕府はついに終焉の時を迎えたのです。
龍馬はまた、徳川幕府に代わる新たな国家体制の基本方針とも言うべき『船中八策』を起草。近代化に向けて日本が進むべき道を示した人でもありましたが、『大政奉還』を成し遂げた1カ月後、奇しくも数え33歳の誕生日に京都・近江屋で暗殺され、志半ばにして非業の死を遂げたのでした。
それから150年の時を経た現在に至るまで、坂本龍馬は近代日本のパイオニアとして、そして土佐男児の誇りとして多くの人を惹きつけています。彼が日本の歴史に残した大きな功績の原点は、土佐高知にあり。というわけで、今なお多くのファンが訪れる龍馬の聖地を巡ってみましょう。
世にあまたある有名人の記念館とはひと味違うのがココ『高知県立坂本龍馬記念館』です。龍馬に所縁のある品や資料が多数展示されているのはもちろんなのですが、筆まめな龍馬が残したさまざまな手紙の複製が展示されていて、その文面を読めるんです。悩みを胸に、あるいは人生の岐路に立ち訪れる多くのファンが、龍馬が残した言葉の数々に自らの問いに対する“答え”を見出し、新たなステップへと踏み出していくのだとか。龍馬が紡いだ言霊にそっと耳を傾ければ、往時の龍馬の声が聞こえてくるようです。
1日目 15:30~
かつて歴史小説家の司馬遼太郎が、桂浜に立つ坂本龍馬像に向かって「世界じゅうで、あなたが立つ場所はここしかないのではないかと、私はここに来るたびに思うのです」との言葉を寄せたそうです。その全長5.3mもの巨大な龍馬像は、桂浜の小高い丘の上から緩く弧を描く太平洋の先を見つめています。「世界に出たい」という夢を抱いた龍馬の目には、海の向こうに拡がる無限の可能性が映っていたのでしょう。龍馬に習ってしばし太平洋を見渡してみると、なんだか自分が少しだけ大きくなったような気がします。あくまで“気がする”だけですが……。
1日目 17:00~
龍馬の足跡をたどる旅のお楽しみは、もちろん土佐のごちそう三昧。カツオやメジカなど黒潮が運んでくる海の幸をメインに、ご当地ならではの旬の味を地酒を片手に堪能しましょう。幕末当時、坂本家の本家である『才谷屋』は酒造業を営んでおり、この『才谷屋』と因縁浅からぬ関係にあった『黒金屋』(現・司牡丹酒造竹村家)の現在まで続く銘柄として、『司牡丹』があまりにも有名です。龍馬も飲んだ(!?)骨太な土佐の地酒で乾杯。