ようこそ、ひょいとFDA.comへ 近くて遠かったあの街へ、ひょいと訪れることができるなら、眠っていた文化や、人が動き出す。日本はまだまだ面白く、もっともっと元気になれる。ひょいとFDA.comはそんな想いを胸に、日本の新しい旅を提案していきます。
はじめまして、ひょい太です。この春からこのサイトを担当させて頂く新人です!尊敬する寅さんのように日本全国を渡り歩き、その地域の魅力を力一杯伝えることを誓います!不慣れな点も多々ありますがみなさんよろしくお願いします。 ひょいとFDA.com 案内人 ひょい太
1日目 9:05~
名古屋を飛び立ち北上するにつれ、窓から見える地上の景色はどんどん真っ白に。“津軽富士”と呼ばれる雪をまとった‘岩木山’がどーんと顔を出したら、まもなく青森空港に到着です。空港の到着ロビーを一歩出て地面を踏みしめると、キュキュッと音が鳴るサラッサラの粉雪にまず感動!ここからはバスとJRに乗って五所川原市へと移動します。道中の車窓からは雪をまとったリンゴの木々。真冬の青森をしっかり感じるこの旅の始まりです。
青森空港=五所川原市内中心部へは
バスとJRで移動。
1日目 12:05~
五所川原に着いたらまずは腹ごしらえ。駅前の‘五所川原マルコーセンター’という生鮮品などを取り扱う市場では、まず先に白いごはんとしじみ汁がセットになった‘やってまれセット’を購入し、鮮魚店を回りながらホタテやウニ、エビなどをお好みで買って盛り付ける“やってまれ丼”に挑戦!ごはんが見えないくらいの海鮮てんこ盛りなのに、なんとトータル1,000円弱!採れたてだからうまい!そして信じられないこの安さ!青森の海の幸を手軽に実感できますよ。
青森三大ねぶたのひとつ、‘五所河原立佞武多’は、高さ最大20mを超える勇壮な山車。8月4~8日の期間「ヤッテマレ!ヤッテマレ!」という掛け声とともに市内を練り歩くその姿は、他のエリアのねぶたと異なる圧倒的な迫力です。‘立佞武多の館’では、山車の展示やギャラリーでその歴史などに触れ、実際に紙貼りや色付けなどに挑戦!“幸運をもたらす金魚”をモチーフに作られた津軽の民芸品・‘金魚ねぷた’を手にするとまるでおはやしが聞こえてくるようです。
ぶらり徒歩で
津軽鉄道五所川原駅へ
1日目 14:10~
‘津軽鉄道ストーブ列車’は、ここが出発駅。地元の足である津軽鉄道は、津軽五所川原=津軽中里間の20.7kmを結ぶ地元の私鉄です。終点の津軽中里駅までは約47分。今回は途中の金木駅まで25分間乗車することに。客車の内部で赤々と燃えるダルマストーブに、車掌さんが時折り石炭の追加にやってくるのも風情たっぷり。出発してすぐに、車内販売で地元産のスルメを購入し自分で炙りながら、車窓からの雪景色を眺め日本酒をちびちびやれば、うーん最高!
金木駅から徒歩で
太宰治の生家へ
1日目 14:45~
金木駅で降車したら徒歩で ‘太宰治記念館’へ。明治40年に太宰治の父・津島源右衛門が建てたもので、青森県内でも有数の資産家だった太宰の生家です。敷地面積約680坪の豪邸を、太宰が著書である‘苦悩の年鑑’の中で「この父はひどく大きい家を建てたものだ。風情も何もないただ大きいのである」となげいたほどのお屋敷だけに圧巻。この豪邸は戦後になって津島家が手放し、昭和25年から平成8年までは旅館として、平成10年からは資料館となり、全国から多くの太宰ファンが訪れています。
津軽五所川原駅=青森駅前へは
バスで移動。
1日目夜
金木駅から五所川原駅に戻り、そこから1日目の宿泊地である青森市内へバスで向かいます。青森駅前に着くと、そこを起点に東へ約1Km続くメインストリートの‘新町通り’。そこから左右に少し外れて歩けば、知る人ぞ知るグルメスポットなのです。雪の小道には、こぢんまりとした寿司屋や小料理屋さんなどが数多く佇んでいます。除雪されていないところは足元が悪いので注意が必要だけど、でもこれが真冬の青森にやってきた醍醐味。雪を踏みしめながらのお気に入りの店を探しましょう!